本とユーチューブ

 人の本棚それは、興味のわくものである。ついつい覗いてしまう。振り返って自分の本棚はどうだろう。本棚といっても現在の私は、カラーボックス一つしかない。前は、もう少し持っていたのだが、置き場を階段の上がったところに固定するとそのほかに置くことが嫌になったのである。カラーボックスといっても少し大きめで、仕切りが5か所ある。それ以上に増えた本は処分している。

 本は無限に増えていく。ただ、愛着のある本巡り合えるかは疑問だ。最近、買った本でも、最後まで読み通すことは少ない。老眼になって読書がしんどくなってきた。前なら1,2時間でさらさら読んでいたのが、できなくなった。目が疲れる。読書による現実逃避、ストレス解消より目の疲れのほうが買ってしまった。今、本に代わってストレス解消になっているのは、ユーチューブである。

 本当にユーチューブは、魔物である。あっという間に時間が過ぎていく。ちょっとした豆知識を得る分にはいい。最初のうちは、そのような豆知識的なものばかり見ていた。バードウオッチング、地理、世界史、捨てかつ、節約など、知ることによって自分の世界が豊かになったと思う。

 しかし、一巡すると何か壁にぶつかった気がする。超入門からの壁が厚い。何か突破口としての強さがない。飽きるか難しすぎて寝てしまうか。ピラミッドなど、その典型である。憧れのエジプトであるのに寝てしまう。困ったものだ。これは少し反省だな。眠くてもいいから続けることもありだな。あとユーチューブで見るもの。朝から1時間ぐらいグダグダ見ている。これは時間の無駄。最近ついつい見てしまう。不倫ものなど最悪である。

 

 ユーチューブにゲームは、時間の浪費だとつくづく思う。そしてテレビと同じで一番エネルギーを使わなくて済む。恐ろしいことにテレビはながらテレビができるがユーチューブは、それがしんどい。ついつい手がおろそかになる。スマホ中毒を笑っていたが、この5日間が、すなわちこの感覚だった。しんどいなら寝ればいい。寝込むほどでもない。それなら刺し子をするなり、今のようにブログに集中すればいい。ちょっと凝った料理を作るいい。始めるのはおっくうだし、その直後は疲れる。でもちょっと間をおくと達成感とか、充実感とか、そんな気持ちを味わえる。ほんの少しだけど。趣味だから頑張る必要はない。だけどちょっぴりの達成感は悪くない。

 ユーチューブは大好きだ。手軽な豆知識。疎外感からの解放。でもその代償は大きい。これからはほどほどにユーチューブを愛そう。