ブログは自分のために

 ブログを書き始めて3か月以上たった。最初はお金を稼ぐという下心から始めた。毎日頑張って1記事、3年続けると毎月、1万円以上の収入が得られるそうだ。おいしいではないか。文章を書くことはもともと嫌いではない。何せ子供のころの夢は作家だったものね。文章を書いてお金を儲ける。それも、だれでも月1万円。あわよくば年収1000万円。リッチな生活が送れるのだ。

 

 そんなことを聞くと始めたくなってくるではないか。まずは両学長のユーチューブで研究。あとなかじ、ヒトデさんとか有名ブロガーの動画も見る。そして始めたのが3月。私的には一番いい時期だと思う。一番やる気の出る時期だ。毎日、欠かさずに書いた。情報弱者としての自分がテーマだ。けっこう、その時はまじめに取り組んだと思う。日時をしっかり特定するためにスマホ片手に頑張った。

 もちろん読者は自分一人だ。それは織り込み済みでヒトデさんも1年ぐらいは読者ゼロだったそうだから。ただ毎日更新は1か月で終わった。ネタがないし、真面目に書くのは労力がいるのである。書き始めるとキーボードの前に1時間ぐらい座ることはできる。文章もだいたい原稿用紙に直して2枚から3枚ぐらい書くことができる。

 ただ億劫なのだ。キーボードをたたき始めるのが。そして乗り気のない時の文章はやはり練りこみが足りない。なんてことの繰り返しで乗り気がしない。そしてほかの人のブログを見ると中身も充実しているし、写真をちりばめたり読みやすい工夫もしてある。

 なんだか嫌になった。それで毎日更新は挫折した。しかしフミコフミオさんのブログを見て思い直した。写真も何もない。しかし文章の中身のパンチ力は半端ない。すごいのだ。はっきり言ってこの人の人生と同じ道は味わいたくないしこの人の感性も少し皮肉屋というか人間としてどうなのかな、はっきり言ってあまり好きではない。ただ文章に魅力があれば、読者はつく。そして本も何冊か出版している。

 

 もう一度やる気が出た。書いていればいいのだ。お金儲けの道具というより書き続けることが趣味なのだ。もう50年以上続いているではないか。フミコフミオさんのおかげで元気が出た。毎日更新は無理でもコツコツ書いていこうと思った。読者が自分だけでも自分の書いたものでも自分が元気が出ればいい。夕暮れのポテトチップという題で動画の感想を書いたことがある。時々、見返して元気が出る。

 

 金儲けに目がくらんで始めたブログだが今は自分のため、そしてよ読む人が現れたらな、という淡い期待を持っている。