ラインで、ご機嫌

  スマホを手にした。ガラケー携帯より少し重い。しかし思ったより使い勝手はよかった。まず二つ折りではないので電話がかかって来た時にすばやく出ることができる。どんくさい私は、電話がかかって来てもカバンから取り出す。それから携帯電話を開き、ボタンを押す。その一連の作業に時間がかかり、その間に電話が切れてしまい、もう一度、自分から自分からかけ直すこともしばしばだった。しかし、スマホには開く手間がない。その分、早くなり電話に間に合うことになった。かけ放題プランに入ってない私にはありがたい話だ。親戚から大事な話がかかってきた月など携帯料金が普段の月より3000円以上高かった事もしばしばだった。電話を取り損ねたばっかりに・・・書きながら自分もみみっちい人間だと思いつつ、これからはそんなこともなくなる。

 そしてラインを使えるようになった。今まで使っていたガラケー携帯もラインを使える機能が付いていたが使いこなせなかった。さっそく子供にラインのやり方を教えてもらった。家族や仕事仲間、いわゆる緊急連絡先だ。私はメールも苦手だ。例えば「こ」という字を出したいときに「か」の字のボタンを5回押す。間違えて6回押すとまた最初から、やり直しだ。その点、ラインというかスマホの場合は最初からか行の5文字とも出てきて、それを選択するやり方なので間違えることがない。ラインの内容も会う時の時間の確認ぐらいでそれほど時間は掛からない。でも文字で残っているのは重要だ。メールの時は泣きそうな思いでしていたのだが、それからも解放された。

 そしてラインは記録が残る。ラインといっても用件だけのものだが、子供たちはラインのやり取りの中で色々な絵文字を使っている。怒りのマークやニコニコしたものなど、見ていると気が和む。子供の性格が絵文字の使い方に出てくる。用事もないのに見直したりしている。ちなみに私はユーチューブで見かけた(´・ω・`)がお気に入り。ショボーンと文字入力すると何パターンか出てくる。『ちょっと残念だなー。でも、まあいいか。この次もあるしね』と言っているみたいで。甘えん坊だけど、ほんの少しポジティブな感じがして好きだ。(それにしても絵文字の種類は多いな。それに「いかり」だとか文字で感情に関するワードを入れるとでてくる機能に驚きだ)

 こうしてスマホデビューした私は今までより快適な毎日を過ごせるようになった。思い切ってスマホに変えてよかった。