リサイクルショップをぶらぶら

 リサイクルショップを覗くのは楽しい。実用品が格安に買えるのもあるし、昔懐かしい小物に出会えることもある。先日も用事を済ませるついでにリサイクルショップに立ち寄った。そして3000円ほど買い込んだ。

 一番の収穫?は窓用のカーテン。子供が出て行った後の部屋のカーテンが欲しかった。今、使っているものはもう20年ぐらい前に買ったものでもうかなりみすぼらしい感じがする。でも使っていない部屋のカーテンにお金はかけたくない。悶々としていたところにニトリの新品のカーテンが1500円で売っていた。安い。たぶんお店で定価で買うと3000円以上はするだろう。色もグレーだから嫌という感じはない。

 そう、リサイクルショップでの買い物の基準は好きというよりこのぐらいなら妥協できるなという判断である。本当にお気に入りを探そうと思うと永遠に手に入らない。しかし、いまいちだけれど安いから我慢しようとしたものは、はぼ使わない。長年の経験からの感覚だ。

 このカーテンは色は地味だし定価より1500円は安い。家に帰って少し日に当てた後、部屋に付けた。思った以上に上品な感じのグレーだった。ただ最初からプリーツがついているという少し変わったタイプだったのでちょっと違和感が有ったが、1500円も節約できたと思うと妥協できる。良い買い物ができたと思う。

 

 あと買ったもの。デニムの黒色の帽子。300円。生地もしっかりして定価で買うと3500円ぐらいかな。家に帰って夫に見てもらうとなかなか似合っているらしい。これも当たりかな。実はリサイクルショップでの帽子の購入は3点目である。あと300円で小ぶりの黒い帽子とモスグリーン色のハイキング用の帽子を680円で購入。二つとも定価が3000円はするだろうと思う。そして二つとも私の頭になじんで愛用している。反対に生協で前から欲しくて買った5000円以上した帽子は、私の顔にはあまり合わないらしく家族から不評。ゆえにあまりかぶらない。皮肉なものである。似合うと思って買ったのに似合わない。そのようなことが洋服より多いから新品同様の帽子がリサイクルショップによく並んでいるのかも。私も生協で買った帽子を似合う人にかぶってもらったほうが良いのかもと思ったりする。

 

 あと買ったもの。白いカジュアルセーター。300円だから買った。2,3回気分転換に家できたら良いかな、というノリ。勿論、もっと着れるにこしたことはないがこれぐらいゆったり構えていたほうが後の悔しさがなくてよい。それからマスクも買った。粗品でもらう様な3枚入りのマスクを60円で、それと布製の冷感マスクという怪しげなマスクを100円で。この布製のマスクはたぶん1000円ぐらいしていたものだと思う。本当に冷感を感じられるかお楽しみ。おまけに「おーいお茶」のおまけについていたリラックマのペットポトルカバーを20円で。欲しかったおまけを手に入れられるのもリサイクルショップの面白さである。

 

 ぶらぶらと店内を覗く。少々、妥協すればカーテンや帽子など半額以下で買っての節約。白いセーターのように着てみたかった服を定価の十分の一の値段で着ることができる。ただし、使用感あり、着用は家の中限定だけど。そして欲しかったおまけを駄菓子を買うぐらいの小銭で手に入れる。冷感マスクのように安いがゆえに普段買わないようなチョイスをする。私にとってリサイクルショップ巡りはちょっとしたエンターテイメントだけだ