梅を見るなら万博公園がお勧め

 家の近くに万博記念公園がある。1970年の大阪万博の跡地を整備した公園で太陽の塔がそびえたつ。 四季折々の花がきれいだ。

 その中でも梅が一番好きだ。いくつかの梅の名所を訪ねたが、私にとっては一番のお気に入りだ。いくつかの理由が挙げられるが、まず最初に挙げられるのが近くにあるということ。梅の見頃は、2月の半ばから3月の初めごろだ。まだまだ寒い時期だ。多分ダウンジャケットを着ているだろう。その時期に遠出はしんどい。その点、我が家から万博記念公園まで車で30分ぐらいで行ける。電車とバスを乗り継いでも1時間ぐらいだ。それほどかからない。そして大阪万博の梅林は比較的コンパクトだ。公園の一部なので1周まわってもさほど時間はかからない。

 次にあげられるのが、大きさはのわりに花の種類が充実していること。紅梅に白梅、そして早咲き、遅咲き。色々な種類の花が楽しめる。梅林が丘陵地に立っており、高台に立つとその色とりどりの花が楽しめる。イメージとしては、造幣局の通り抜けに似ている。近場、コンパクトということも含めて。

 

 そして一番の押しは太陽の塔と一緒に梅の花が楽しめるということ。昭和の高度成長期の象徴ともいえる太陽の塔との取り合わせ、昭和40年生まれとしては自分の人生と重ね合わしてみる。自分の人生を春の息吹を感じる。私にとってはいい春のスタートである。