遊園地
遊園地という響き。この言葉に何か哀愁を感じるのは昭和の頃に子供時代を送ったものだろうか。この前に見た映画「長い別れ」でも最初のシーンは遊園地で始まっていた。メリーゴーランドに子供が乗りたがっているところに主人公の老人が出会うというシーンだ。
昭和の終わりにディズニーランドができた。そして、ユニバーサルスタジオ略してユニバもできた。そしてそのあおりを受けて各地の遊園地が閉園に追い込まれた。関西で考えても、比叡山遊園地、八瀬遊園地、桃山キャッスルランド、あやめ池遊園地、ドリームランド、エキスポランド、宝塚ファミリーランド、阪神パーク、ポートピアランド、みさき公園、びわ湖タワーなど。
令和の今残っているのは、電鉄会社が経営しているひらかたパークと生駒遊園地ぐらいか。それも、生駒遊園地は、入場料無料だが生駒スカイラインや駐車場の料金が高く、その割にはこれといった乗り物もないとの悪評もたっている。昔ほどの魅力は消えているということか。ひらかたパークの方は京阪沿線のちょうど京都と大阪の真ん中にあり利便性の良さか、それとも岡田准一のひらパー兄さんなど、宣伝のうまさか、まだ現役感はあるが。(5月のバラ園は美しい)
書き出してみると遊園地の多さに驚く。昭和の時代のビッグイベントだったと改めて思う。動物園も楽しかったけど、メリーゴーランドや観覧車、ジェットコースターなど夢の国という感じがあるしかし、ディズニーランドやユニバーサルスタジオができるとチープな感じや幼いものがいくイメージができてしまった。小学生、中学生もワクワクして楽しんだ場所としての遊園地はやはり昭和の郷愁の一つになってしまったようだ。