桜、満開

 2022年4月5日、お花まつりの3日前、小学校の入学式の2日前のその日は快晴、最高気温は20度越え、風も無く行楽日和だった。その日、私と夫はお花見がてら、信貴山にお参りに行った。夫は今年72歳、年男だった。信貴山は、毘沙門天をおまつりされており、境内に大きな張子の虎がある。
 今年は寅年のでお正月は参拝者で賑わっていたようだ。テレビでひんぱんに放映されていた。張子の虎が可愛らしい。夫も年男なのでご縁もある。行ってみたいと思った。   
そして桜のシーズン到来。私たちは車で片道2時間ほどかけて出かけた。道行く道の端満開の桜で埋め尽くされていた。町中を走っている間、桜の花が途切れることはなかった。特に深北公園の周囲の桜は等間隔で長い距離で植えられており見事だった。
 山道に入ると街中のソメイヨシノでなく自生の山桜が咲いている。品種の違いから私の感覚では山桜は咲く時期がソメイヨシノより少し遅いイメージだったが、今回は山桜も美しく咲いていた。山の木々の緑の中にはえるピンクの桜の花が美しかった。

 境内の桜も満開だった。絵葉書通りの本堂の建物、黄色の張子の虎、青空、そして桜の花。この組み合わせが色合いもよく美しかった。見晴らしの良い境内からの眺めも美しかった。桜とお寺はよく似合う。インバウンド客が桜の名所として行くところの一番目がお城、2番目がお寺というのもうなずける。
 ちなみに余談だが、後の順位に京都の植物園ー赤いチューリップとの取り合わせ。ひらかたパークージェットコースターに乗りながら見る桜。要は桜に囲まれながら遊園地乗り物を楽しむ。池田市の五月公園―ウオンバッドを見ながら桜を楽しむ。(これはウオンバッドよりラーメン博物館に一番近い桜の名所だからと私は推測するが)などがあった。お城やお寺のど定番も良いが、この様な場所でお花見を楽しむのも良いと思う。

 とにかく満開の桜は素晴らしい。優しいピンク色。冬の体の中に知らず知らず貯めていた毒素がぬけていく気がする。昨日、入学式に向かう親子連れを見かけた。「スプリング ハズ カム」心弾む季節だ。さあ、私も頑張ろう!